日頃の感謝をカーネーションに込めて…

●母の日の起源は古代から●

母の日、それは、お母さんに感謝の意を示し、日頃の労を労う日です。日本では、毎年5月の第2日曜日に祝われます。皆さんも、1度くらいはカーネーションを送ったことがあるのではないでしょうか。実は、母の日はクリスマスやバレンタインデーよりも市場規模の大きい、日本最大のギフトイベントなのです。さて、そんな誰もが参加する一大イベント、母の日の起源は、いつ頃だと思いますか?複数の説が伝えられていますが、最も古いものは古代ギリシャ時代。神々の母と呼ばれたリーアに感謝の念を伝える「春祭り」が発祥だったという説です。また、17世紀イギリス発祥説も有名です。1600年代に雇い主が使用人たちをそれぞれの家(里)へ帰らせる日を、復活祭(イースター)の40日前の日曜日に定めました。17世紀に入ると、この日を「Mothering Sunday」と呼ぶようになり、家を離れ仕事に従事している人たちが自宅に戻り、母親との時間を過ごすことが許可されました。このときに、「Mothering cake」というお菓子を用意し、母親にプレゼントしたことが、母の日の原型となったといわれています。

●「母の日」はアメリカで始まった●

1905年、アメリカ・ウエストバージニア州で教師をしていたアンナ・ジャービスという女性の母親が亡くなりました。母親を愛してやまなかったジャービスは、深い追悼の意を込めてフィラデルフィアの教会で記念会を開き、そこで白いカーネーションを配りました。
さらに3回忌にあたる1908年5月10日、ジャービスは多くの人が母を敬う機会を設けたいと願い、自らが勤めていた学校の生徒や母親たちを集めて、「母の日」を祝いました。彼女はこのとき、母親が大好きだったカーネーションを参加者にプレゼントしました。カーネーションが母の日のシンボルとなっているのは、このエピソードがきっかけなのです。1914年、その当時の大統領、ウィルソンにより「母の日」はアメリカの祝日となり、5月第2日曜日と定められました。現在、日本に伝わる母の日の由来としては、このアメリカ発祥説が最も有力とされています。

●日本に広まった「母の日」●

日本で初めて母の日が祝われたのは、明治末期頃だといわれます。
1915年(大正4年)、アメリカの影響を受けた日本各地の教会が「母の日」を祝うようになり、その後、徐々に教会に通わない人たちにも馴染んでいきました。
昭和に入ると、当時の皇后であった香淳皇后の誕生日の3月6日を新たに母の日に制定し、祝われるようになりました。1937年(昭和12年)森永製菓が母の日をイベントとして広め、現在のように皆が知る記念日となったのです。1949年頃には、アメリカにならって5月の第2日曜日が母の日になりました。



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